市長日記(日南市長 﨑田恭平/平成29年度分)

日南市広報誌「好きです にちなん」に掲載した市長日記を転載しています。

4月号より「写真で振り返る 4年間の歩み」

 もうすぐ一期目が終わろうとしています。この4年間、がむしゃらに走り続けてきました。自分なりに、真摯に、ひたむきに頑張ってまいりましたが、取り組めたこと、まだまだ未達成のこともたくさんあります。この4年間を振り返り、取り組めたことはもっと伸ばし、できなかったことは今後しっかり取り組んでいきたいと思います。

 今回の市長日記は、4年間の動きを写真でご紹介いたします。

〇商店街の再生

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〇大型クルーズ船の相次ぐ入港

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〇東九州自動車道事業化決定

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〇IT関連企業の進出

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〇日南市官公庁連絡協議会による「イクボス宣言」

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〇過疎地域における遠隔診療

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5月号より「4年間の『感謝』を燃料に さらに加速」

 4月16日に、日南市長選挙の投開票が行われました。1万6,359票を投じていただき、2回目の当選を果たすことができました。前回の選挙と比較して、選挙カーの声を聞き、外へ飛び出してくださる方の数が断然多くなりました。各地域を回っている中で、「4年間の実績は間違いない」「本当によく頑張ってきたよね」などの言葉を多くかけていただきました。ときには、涙ぐみながら「頑張れ、頑張れ」「負けちゃいかん」と言っていただき、私の方が感無量となる場面もありました。

 しかし、それらは、当然、私1人への評価ではないと思っています。市職員とのチームプレイで取り組めたからこその成果であり、市民の皆さんは、市役所の仕事ぶりを見てくださっているのだと肌身で感じました。4年前、33歳の若造を市長として迎えた日南市役所は不安の方が大きかったと思います。そのような﨑田市政の動きを支持し、温かく見守り、ときには強く後押しをしてくださったり、一緒にリスクを負ってでも動いてくださったりした市民の皆さまがいらっしゃったからこそ、この4年間があったのだと、痛感しています。選挙戦を終えて、今の心境としては『感謝』しかありません。感謝、感謝、感謝です。もちろん、投票率が過去最低となったことについては真摯に受け止めています。

 私自身もこれまで以上に市政にまい進し、市民の皆さまとの対話をもっと増やし、市の動きを丁寧に説明していくことで、今回投票に行かれなかった市民の皆さまにも関心をもっていただけるよう努めていきたいと思います。これから4年間改めてよろしくお願いします。

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6月号より「宮崎大学とつくる 学びの拠点」

 5月15日に、池ノ上学長をはじめとする宮崎大学幹部の皆さまにお越しいただき、「宮崎大学日南デスク」の開設式が行われました。

 「宮崎大学日南デスク」は、同大学の機能を生かし、地域活性化に取り組む拠点として、油津商店街にある「Ittenほりかわ」2階の「創客創人センター」の一角に設置されました。広さ6㎡ほどのこの場所は、大学生が実習拠点として利用するほか、公開講座も実施され、市民の皆さんが情報を入手することもできます。

 また、今後は、日南市の「創客創人ローカルベンチャー支援事業」(地元企業に対して人材育成の面から活性化を支援する事業)の一環として、同大学地域資源創成学部の教員である土屋有氏との、地域資源を生かして起業を目指す人材の育成といった連携も見込まれています。土屋氏は、経営者として様々な手腕を発揮してきた経験を持ち、学生からの人気も高く、日南の民間人登用としても、「商店街再生」「マーケティング活用」「城下町まちなみ再生」に続く第4の人財として、私も大きな期待を寄せています。

 今、日南市は、地方創生のトップランナーとなるべく、さまざまなことに果敢に挑戦をしています。その動きの中で、この「宮崎大学日南デスク」を通して、多くの学生に日南市に関わってもらえることは大きなチャンスだと思っています。

 「日南だからこそ多くの学びがあり、自分も新たな価値を創るべく、日南で挑戦してみたい」と思ってもらえるような地域づくりを、チーム日南で実現したいと思います。

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7月号より「飫肥の町並み再生進む 風情ある旅館に大満足」

 この春、飫肥まちなみ再生コーディネーターである徳永煌季氏の取り組みで、2棟の旅館「季(き)楽(らく)飫肥(勝目邸・合屋邸)」がオープンしました。

 飫肥の歴史的・文化的価値のある町並みをどう保存し、活用していくのかということは、日南市にとって、長年の課題です。

 そこで約2年前に、民間の手法に加え、民間の資金を活用して課題解決ができる人材を全国に募集し、着任したのが徳永氏でした。

 わずか2年足らずで事業計画を立て、金融機関などから資金を調達し、2棟の旅館をオープンさせるまでに至ったことは、特筆すべき成果だと思います。

 このような飫肥のまちづくりをPRするためにも、まずは、私自らが体験しなければと思い、先日、家族と宿泊してきました。落ち着いたおしゃれな空間で、ぜいたくな時間を過ごすことができ、翌日、旅館を出る際には、息子も「毎日泊まりたいね!」と言うくらい大満足の様子でした。

 今後も、日南市に初進出する映像製作会社が、飫肥の古民家を改修されるなど、飫肥の町並みを活用したさまざまな動きが生まれつつあります。

 飫肥の城下町は、全国に誇る観光的価値があります。市民の皆さまにおかれましても、このような動きを後押ししていただけましたら幸いです。

〇合屋邸の寝室

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8月号より「創客創人大学を開校 私と一緒に学びませんか」

 今年9月から、新たな取り組みとして「日南市創客創人大学(市民大学)」を開校します。シニア世代の方々が元気で活力ある人づくり・地域づくりに貢献できるよう支援するとともに、市の施策に対する関心・理解を深めていただくことが目的です。

 入学者の対象は、おおむね60歳以上。毎月1回講義を開きます。1時限目は、学長である私が自ら講師を務め、市の最新の動きをお話しし、2時限目は、県内外の大学講師などを招き学習します。大学講師などの講義は、普段は中々体験できない貴重な時間となることでしょう。

 私も受講者の皆さまと一緒に全課程を学びます。ぜひ多くの方にお申し込みいただき、シニア世代にもっとご活躍いただきたいと思っています。楽しい大学にしていきたいと思っていますので、お気軽にお申し込みください!

9月号より「部下・組織・自身を育てる 『イクボス』を増やしたい」

 8月に、市職員を対象に「イクボス研修」を開催しました。「イクボス」と聞いて市民の皆さまが想像されるのは、「若い市長が仕事をしながら子育てもすること」かもしれません。しかし、男性が仕事と子育てを両立させていくことを指す言葉は「イクメン」です。市長である私自身も「イクメン」ですが「イクボス」とは意味が異なります。

 「イクボス」とは、職場で共に働く部下のワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を両立できる上司のことを指します。もちろん、対象は男性に限らず、女性管理職のことも「イクボス」と呼びます。

 また、両立をしていく「生活」の部分は、育児に限らず、介護や家事もそうですし、その部下が大事にしている趣味・スポーツなども当てはまります。

 ということで、「イクボス」の「イク」とは、部下を「育て」、組織を「育て」、上司が自分自身のことも「育てる」こととも言われています。

 この考え方により、最終的には、市民の皆さまのために良い仕事ができるようにと、今回、「イクボス研修」を開催しました。そして、市内の企業関係者にも呼び掛け、企業向け「イクボス研修」も別の日に開いたところです。

 研修の講師は、「イクボス」の存在が、職場に良い影響を与えることを紹介し、チームワークが強くなり、仕事でも結果が出てくることを丁寧に説明していただきました。

 これから日南市内に官民を問わず「イクボス」がもっと増えるよう、努力してまいりたいと思います。

10月号より「勝ち取った和牛日本一 背景に懸命な努力と準備」

 9月7~11日、宮城県仙台市で開催された「第11回全国和牛能力共進会」に行ってまいりました。「和牛のオリンピック」とも呼ばれるこの大会は5年に1度の開催で、「日本一」の称号を懸けて、全国の牛の産地がしのぎを削って挑む大会であります。宮崎県は、この大会2連覇中で、全国でも最も厳しいといわれる県予選を突破したのが、南郷地区にお住まいの松本さんと安楽さんの牛2頭でした。

 審査には9つの区分があり、日南の牛が出場したのは繁殖雌牛4頭セットの第5区(残り2頭は串間市の牛)。そして、見事に優等首席(日本一)を獲得いたしました!!

 ここに至るまで、生産者の皆さんはもちろんのこと、JAや県の皆さん、市の担当職員も含めて、毎朝4時半からまさに「日本一の努力と準備」を重ねてこられた姿を見てきたので、1位を取った瞬間、喜んでいる生産者さんや関係者の皆さんを間近で拝見し、感極まりました。この「日本一の努力と準備」は、宮崎県チームのスローガンであり、その言葉どおりだったと思います。

 大会全体としては、9つの区分中3つで日本一を(3つのうち2つが南那珂地域)、肉牛の部で最高賞である内閣総理大臣賞も獲得し、改めて宮崎県、そして南那珂地域が日本一の和牛の産地であることが証明されたと思います。

 今回の評価は、出品された生産者の方のみならず、地域で牛を生産されている農家の皆さん全体の努力があってのことであり、全ての関係者の皆さまに敬意と感謝を申し上げます。

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11月号より「九州、全国に広がれ 日南モデルの連携プレー」

 9月26日に「こども食堂」に関する協定締結式を行いました。日南市内では、既に有志ボランティアの皆さんが「こども食堂」を運営されていますが、今回の協定締結は、他の「こども食堂」の取り組みとは少し違う視点が入っています。それは、九州電力さんの営業所にある、オール電化キッチンを活用させていただけるということです。

 日南市では「日本一組みやすい自治体」を標榜しています。その具体策は、「地域資源と企業が持つリソース(資源)を組み合わせて課題解決を図る」であり、今回の場合は、『地域資源=有志ボランティア(日南こども食堂つわぶきの会)』『企業のリソース=九州電力さんのオール電化キッチン』という組み立てになっています。

 日頃より地域貢献活動もしていただいている九州電力さんに、私の方から、営業所のオール電化キッチンを「こども食堂」に活用させていただけないかと提案しておりました。それを受け止めていただいた九州電力さんのご尽力があって、今回に至りました。

 九州電力さんのオール電化キッチンは、九州内の営業所に数多くありますので、このモデルが九州内にどんどん広がっていけばと思っておりますし、もっと言いますと全国の電力会社さんにもあるわけですので、全国のモデルケースとして広がっていけばと考えています。(「こども食堂」のことは16ページにも掲載していますので、そちらもご覧ください)

 これからも柔軟な発想や具体的な行動によって、ひとつひとつ取り組みを積み重ねてまいりたいと思います。

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12月号より「命を守り、活力を生む道 早期整備に向け地域一丸」

 台風22号による土砂崩壊で、全面通行止めになっていた国道220号(サンメッセ日南の北側)が、11月11日15時から2車線で通行できるようになりました。通行止めの間、鵜戸地区の皆さまをはじめ、通行をされるご予定であった皆さまには、大変ご不便をお掛けいたしました。

 今回の土砂崩壊現場では、大量の土砂が崩壊し、全面通行止めの期間の長期化が懸念されておりましたが、国土交通省の皆さまや、建設業者の皆さまによる、24時間体制の懸命な作業によって、当初の見込みより、かなり早くに復旧することができました。
そのような中、11月9日から10日は、国土交通省へ東九州自動車道と国道220号に関する要望活動に行ってまいりました。私や串間市の島田市長のほか、河野知事、民間の宮崎日南生活ロード女性の会や国道220号防災整備促進鵜戸地区協力会などの方々と参加しました。

 今回は特に、このたびの土砂崩壊のことを事例に、いつにも増して強く訴えました。また、昨年度から日南・串間・志布志の高校生も参加してくれており、学生の視点での発言に、国の方々も非常に身の引き締まる思いだと、しっかりと受け止めてくださいました。

 安全安心の道、そして地域の活力を生む道の早期整備に向けて全力で取り組んでまいります。

〇石井国土交通大臣へ河野知事同席のもと、﨑田市長が要望

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1月号より「関係者と課題に向き合う 第一次産業活性化PT」

 今年度より、大野副市長をリーダーとして、「第一次産業活性化プロジェクトチーム」を立ち上げました。

 その中で、先日、市内の若手就農者との意見交換会を開催しました。同チームは、これまで、農業・林業・水産業の代表者との意見交換会を重ねてきたところです。

 今回は、若手農家と市農政課の若手職員に集まってもらい、「農家が抱えている課題」「それぞれが抱いている将来の夢」「行政やJAに期待すること」などについて議論しました。そして、私自身が議論の仕切り役を務め、※ブレインストーミングという手法を活用して、参加者から多くの意見やアイデアを出してもらいました。

 丁寧な対話で、ざっくばらんに話しやすい空気をつくることで、本当にたくさんの意見が飛び出し、若手農家さんたちの表情が生き生きとしてきたのが印象的でした。とても心強く感じるとともに、明るい光も感じました。

 同チームは、これからも関係者と対話を重ね、一次産業の活性化に向けた解決策を導き出していきます。

 ※ブレインストーミング ... ある議題についてアイデアを出したい場合や、問題点を列挙したい場合などに、数人ごとのチームに分かれて自由に意見を述べ合う方法。

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2月号より「『創客創人』が評価され 地方創生の好事例に」

 1月に上京し、梶山弘志・地方創生担当大臣を表敬訪問させていただきました。同日に開催された内閣府主催の「地方創生市町村長トップセミナー」では、梶山大臣の講演があり、好事例として、油津商店街をはじめとした本市の事業を取り上げてくださいました。また、12月には安倍総理が、マスコミ向けのスピーチの中で、同じく地方創生の好事例として、本市できんかんやカツオなどの生産者らが自ら企画し、それを周りが応援して、さまざまなイベントが生まれていることなど、かなり長い時間を使って具体的にご説明くださいました(14ページに、その全文を掲載)。

 安倍総理と梶山大臣の、お二方ともに触れていただいたのは、従来の行政は、補助金を使って店舗誘致をしてきたが、日南市はその手法から大きく舵を切り、頑張ろうと立ち上がった人財を全力で応援する手法で、商店街に働く場所(IT企業)や保育園、ゲストハウスなどを呼び込んできたという点です。

 この動きこそ、まさに『創客創人』であると思います。

 価値を生み出す仕組みを創る人財が生まれてくることこそ、私自身が目指してきたことであり、その部分を評価していただいたことを大変ありがたく思います。

 そして、何度も言いますが、まだまだ道半ばです。今、日南の各所で、立ち上がろうとしている人財が生まれ始めたことを感じています。これからもそういった方を応援し、そこを起点に「創客創人」の具現化を目指してまいります。

〇2017年9月に油津商店街などを視察した梶山弘志・地方創生担当大臣

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3月号より「少女のすてきな提案 具体的に行動しよう」

 私が市長になってから新たに始めたことの一つに、市内の小中学生への「こんな日南になったらいいな~」と題した政策提案の募集があります。

 毎年、書類選考を通過した約10組(個人またはグループ)が、私や教育長をはじめとする市役所幹部の前で、政策提言の発表をするものです。

 今年度の最優秀賞(市長賞)を受賞したのは、小学4年生の女の子でした。

 提案内容は、JR日南線を走る観光特急「海幸山幸」で観光に訪れてくれる乗客の皆さんに向けて、市民が心を一つに歓迎の気持ちを込めて「手を振る」というものでした。いつでも市民が、この提案を心の片隅に置くことで、普段から「海幸山幸」を見たら反射的に手を振ることができ、素晴らしい「おもてなしの日南市」になるのではないかというものです。

 「いいアイデアだったね!」で終わるのではなく、まずは実際にやってみようということで、市内小中学校を中心に協力を呼び掛け、2月4日(日)、「カープ油津駅」のお披露目セレモニーの際に走った特別列車に向けて、駅や道路から手を振ってもらいました。

 乗客の皆さんに大好評で、手を振る人も、それを見る人も、笑顔があふれていました。

 ぜひ、これを読んでくださった皆さんも手を振っていただけたら幸いです。

 笑顔の連鎖を市内全域に広げていきましょう。

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電話:0987-31-1117  FAX:0987-31-1190

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