飫肥のウスギモクセイ

更新日:2023年12月01日

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幹の長い針葉樹が数本と広葉樹がある森の中の写真

飫肥城西方約2キロメートルの大字吉野方字山本(伊地知氏旧宅)にある。
指定時での大きさは、高さ12メートル、目の高さでの周囲1.85メートル、被覆面積25.5平方メートルに達していたが、昭和26年10月12日から14日までのルース台風で倒れたため、地元の人が伐枝して引き起こした。このため、現在は高さ7メートルとなり往年の面影はない。所有者の伊地知氏は、伊東祐兵の飫肥入城の際から現在地に屋敷地を定めており、その当時からのものとすると樹齢約400年を経ているものと思われる。
このモクセイは、指定当初は、キンモクセイとされていたが、前日南市文化財保存調査委員の故池田純義氏の指摘で、宮崎大学農学部農学博士の黒木嘉久氏により鑑定を行った。その結果、キンモクセイより花の色が淡い黄色である近似種のウスギモクセイであることが判明した。これにより、名称変更を行った。

飫肥のウスギモクセイの概要
項目 詳細
種類 植物
文化財指定等 県指定
指定年月日 1935年7月2日
所在地(官報・文書等の記載) 日南市大字吉野方字山本
近隣集落・小字 永吉
年代  
関連文化財群 飫肥城とその城下
保存活用区域内 飫肥城とその城下
出典 日南市指定文化財一覧