虚空藏島の亜熱帯林

虚空蔵島は、目井津港内にある周囲約1キロメートルの島で、島は高さ80メートルくらいの岩山で、山頂に虚空蔵様を祀っている。現在は防波堤により陸続きとなっているが、築堤(昭和20年代)以前は孤立した島であり、干潮時にのみ陸続きとなり、人が渡れたと言われている。
温暖多雨の気象条件に恵まれ、モクタチバナを優先種とする130余種の植物を育成する亜熱帯植物の自然植生を生み出した。なかでも、フカノキはこの島が北限である
寛永16(1639)年に飫肥藩3代藩主伊東祐久の夫人の勧請により虚空蔵菩薩が祀られたことにより、地理的条件に宗教的条件が重なって亜熱帯植物群が保護されたと考えられる。
種類 | 植物 |
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文化財指定等 | 国指定 |
指定年月日 | 1951年6月9日 |
所在地(官報・文書等の記載) | 日南市南郷町中村乙4862番地 |
近隣集落・小字 | 目井津 |
年代 | |
関連文化財群 | 外浦・目井津・大堂津と町並み |
保存活用区域内 | 外浦・目井津・大堂津と町並み |
出典 | 日南市指定文化財一覧 |
更新日:2023年12月01日