長持寺の勅額

更新日:2023年12月01日

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壁に掛けられた黒地に金文字の長持寺の勅額の写真

江戸時代の長持寺は飫肥城の北方、原之迫にあった曹洞宗寺院。日向伊東十二代義賢や藩主の一族伊東図書家など重臣たちの菩提寺で、飫肥城下三大寺院の一つにあげられていた。
長持寺の歴史は古く、伊東氏が西都市の都於郡城を本拠としていた応永33年(1436)、伊東家当主が義芳光訓禅師を招いて開山として、その地に創建した。天文11年(1542)には光訓禅師の百回忌が行われ、伊東義祐が朝廷に奉して後奈良天皇から「勅賜長持寺禅寺」の勅額を賜り、長持寺は、勅願寺となった。
その後、長持寺は、飫肥藩成立により原之迫に再興され、勅額は山門に掲げられていたが、現在は願成就寺に保管されている。

長持寺の勅額の概要
項目 詳細
種類
文化財指定等 市指定
指定年月日 1970年11月3日
所在地(官報・文書等の記載) 日南市今町1丁目5番35号
近隣集落・小字 今町
年代 中世
関連文化財群 飫肥城とその城下
保存活用区域内 飫肥城とその城下
出典 日南市指定文化財一覧