松永観音堂鰐口

鰐口は、神殿や仏殿の軒につり下げてある鳴り物で、参拝者は綱を引いて鳴らす。
松永観音堂の鰐口は、松永の外山一族の墓地横に立つ観音堂に掲げられていた。
鰐口は青銅製で、直径15.6センチメートル、厚さ6.0センチメートル、鐘座6.6センチメートルを測る。表面には「阿弥陀寺之鎮守之鰐口 應永10年(1403)癸未8月日」と刻んだ銘文がある。
阿弥陀寺がどこにあったのか不明だが、外山一族が関係して現在の地にもたらされたと考えられる。
現在は、飫肥城歴史資料館で保管している。
項目 | 詳細 |
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種類 | 工芸品 |
文化財指定等 | 市指定 |
指定年月日 | 1987年11月3日 |
所在地(官報・文書等の記載) | 日南市大字松永 |
近隣集落・小字 | 松永 |
年代 | 中世 |
関連文化財群 | 外 |
保存活用区域内 | 外 |
出典 | 日南市指定文化財一覧 |
更新日:2023年12月01日