伊東家及び浅野家女乗物

伊東家女乗物[江戸時代後期]
- 轅長:474.5センチメートル
- 輿長:109.5センチメートル
- 輿高:104.5センチメートル
- 輿幅:79.5センチメートル
輿、轅ともに木製、黒漆塗で金蒔絵(まきえ)が施され、前面に伊東家の家紋である庵(いおり)木瓜(もっこう)、月(げつ)星(せい)九(く)曜紋(ようのもん)があしらわれ、その間を桐唐草文でつなぐ。また、窓の柱中央に金銅製の庵木瓜および月星九曜紋の丸金具を打つ。内部の壁面には花鳥文の彩色画を貼装している。漆工技術はその当時の水準を示し、資料的な価値が高い。
浅野家女乗物[江戸時代後期]
- 轅長:466.5センチメートル
- 輿長:110.5センチメートル
- 輿高:101.5センチメートル
- 輿幅:80.0センチメートル
伊東家11代祐(すけ)民(たみ)のとき、芸州浅野家より栄(えい)松(しょう)院(いん)(為姫)が輿入れした際に乗用したもので、製作年代が推定できる大名家の女乗物である。漆工技術の水準からみても、歴史的、資料的価値は高い。
輿・轅ともに木製・黒漆塗・金蒔絵(まきえ)で鷹羽紋が散らされ、その間を金蒔絵、銀蒔絵の桐唐草文でつなぐ。丸鋲金具は鷹羽紋。内部の壁面には花鳥文の彩色画を貼装している。
概要
項目 | 詳細 |
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種類 | 工芸品 |
文化財指定等 | 市指定 |
指定年月日 | 2003年3月31日 |
所在地(官報・文書等の記載) | 日南市飫肥10丁目1番地2号 飫肥歴史資料館内 |
近隣集落・小字 | 飫肥 |
年代 | 近世 |
関連文化財群 | 飫肥城とその城下 |
保存活用区域内 | 飫肥城とその城下 |
出典 | 日南市指定文化財一覧 |
更新日:2023年12月01日