鵜戸山の磨崖仏

鵜戸山仁王護国寺の第47世の別当隆岳がその在任中の明和元年(1764)と同2年(1765)に仏師延寿院に彫刻させたものである。現在、八丁坂の近くの岩壁に不動明王、約50メートル離れた裏山の岩壁に閻魔大王、四天像が彫ってある。
当時は両童子並びに護摩堂も建立してあり、鵜戸山守護仏として祀られていたと思われる。閻魔大王と四天像は共に祀られ、堂も建立されていたようである。不動明王は極彩色が施されていたようで、若干朱色が残っている。
往時は、護摩堂も建立してあり、鵜戸山修験者の道場であったと考えられる。
項目 | 詳細 |
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種類 | 磨崖仏 |
文化財指定等 | 市指定 |
指定年月日 | 1970年11月3日 |
所在地(官報・文書等の記載) | 日南市大字宮浦3232番地鵜戸神宮境内 |
近隣集落・小字 | 宮浦 |
年代 | 近世 |
関連文化財群 | 鵜戸山信仰と日向神話 |
保存活用区域内 | 鵜戸山信仰と日向神話 |
出典 | 日南市指定文化財一覧 |
更新日:2023年12月01日