鵜戸山の磨崖仏

更新日:2023年12月01日

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杭の後ろの古い岩に閻魔大王像と四天像が彫られている写真

鵜戸山仁王護国寺の第47世の別当隆岳がその在任中の明和元年(1764)と同2年(1765)に仏師延寿院に彫刻させたものである。現在、八丁坂の近くの岩壁に不動明王、約50メートル離れた裏山の岩壁に閻魔大王、四天像が彫ってある。
当時は両童子並びに護摩堂も建立してあり、鵜戸山守護仏として祀られていたと思われる。閻魔大王と四天像は共に祀られ、堂も建立されていたようである。不動明王は極彩色が施されていたようで、若干朱色が残っている。
往時は、護摩堂も建立してあり、鵜戸山修験者の道場であったと考えられる。

鵜戸山の磨崖仏の概要
項目 詳細
種類 磨崖仏
文化財指定等 市指定
指定年月日 1970年11月3日
所在地(官報・文書等の記載) 日南市大字宮浦3232番地鵜戸神宮境内
近隣集落・小字 宮浦
年代 近世
関連文化財群 鵜戸山信仰と日向神話
保存活用区域内 鵜戸山信仰と日向神話
出典 日南市指定文化財一覧