旧山本猪平家

更新日:2023年12月01日

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広い庭を中心とした大きな屋敷の写真

飫肥は、江戸時代につづき、明治から大正、昭和初期にかけて、南那珂地区の政治、経済の中心地であった。なかでも本町は、江戸時代前期から商人町として、飫肥杉を取り扱う材木商などで大いに栄えた。旧山本猪平家は、明治40年代に飫肥の豪商山本猪平が、隣接する小村寿太郎生家が没落した際、小村寛から土地を買い取って自宅を新築したものである。
その後、昭和4年(1929)に南に主屋を増築された以外は、大きな増築や改築もなく、ほぼ建築当初の姿をとどめている。
 そのため、昭和52年の重要伝統的建造物群保存地区内の保存物件として指定してあったが、平成9年に空き家となったので市が公有化するとともに、平成11年度までに改修を実施した。

旧山本猪平家の概要
項目 詳細
種類 建造物
文化財指定等 市指定
指定年月日 1999年8月19日
所在地(官報・文書等の記載) 日南市飫肥5丁目2番26号
近隣集落・小字 飫肥
年代 近代
関連文化財群 飫肥城とその城下
保存活用区域内 飫肥城とその城下
出典 日南市指定文化財一覧
備考 飫肥の豪商山本猪平が、明治40年代に自宅を新築し、昭和4(1929)年、南に主屋を増築。伝建保存物件の安東正春家