豫章館

更新日:2023年12月01日

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平らな石畳の奥に豫章館の玄関が見える様子の写真

明治2年(1869)、飫肥第14代藩主・伊東祐帰が知藩事に任命されて城内より父・祐相と共にこの屋敷に移り住んだ。それまでは一門・伊東主水の屋敷であった。豫章館の名は祐相が邸内にあった樹齢数百年の大クスにちなんで名付けたものである。
母屋は6部屋をL字型に配し、それに玄関をつけている。屋敷の入り口は2間幅の薬医門で、両側の源氏塀には江戸時代後期の飫肥瓦が葺かれている。また、屋敷内には広大な庭園、蔵などがある。
昭和58年に伊東家から日南市に寄贈された。
豫章館入り口には、伊東家女乗物が展示してあったが、劣化・損傷が激しくなってきたため、平成10年度から3カ年に渡って修復事業を実施した。修復後は、同じく修復事業を実施していた浅野家女乗物といっしょに歴史資料館にて展示してある。

豫章館の概要
項目 詳細
種類 建造物
文化財指定等 市指定
指定年月日 1983年10月1日
所在地(官報・文書等の記載) 日南市飫肥9丁目1番1号
近隣集落・小字 飫肥
年代 近世
関連文化財群 飫肥城とその城下
保存活用区域内 飫肥城とその城下
出典 日南市指定文化財一覧
備考 伝建保存物件の伊東家主屋