願成就寺並びに山門

願成就寺は談義所とも呼ばれる真言宗の寺院である。
現在の本堂は、飫肥藩主伊東祐相が、天保3年(1832)に再建したものであると伝えられている。本堂は、桁行十間、梁行六間の六室取りであるが、現在は西に庫裡を設けている。
本堂の建築材は飫肥杉の巨木を角材にし使用している。
山門は、飫肥藩内の武家屋敷にあった薬医門を移築したものである。なお、談義所は元来、飫肥城の鬼門を守るために創建されたものである。
平成8年度に、本堂の屋根部分と山門の屋根部分について大規模な改修を実施した。また、濡れ縁などについても改修を実施した。
項目 | 詳細 |
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種類 | 建造物 |
文化財指定等 | 市指定 |
指定年月日 | 1983年10月1日 |
所在地(官報・文書等の記載) | 日南市今町1丁目5番35号 |
近隣集落・小字 | 今町 |
年代 | 近世 |
関連文化財群 | 飫肥城とその城下 |
保存活用区域内 | 飫肥城とその城下 |
出典 | 日南市指定文化財一覧 |
更新日:2023年12月01日