旧伊東伝左衛門家

更新日:2023年12月01日

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立派な石垣と玄関へと続く階段の写真

旧伊東伝佐衛門家は横馬場通りと八幡通りの交差した角地を占める武家屋敷である。
建築様式からみると19世紀代の建物であろう。
 昭和60年(1985)に日南信用金庫から日南市に寄付を受けた際、屋根や内装を修理して、飫肥城由緒施設として一般公開している。修理に際して、屋根は茅葺であったことが判明したが、維持管理の必要から修理前の瓦葺を踏襲した。
 なお、天保12年(1841)頃の飫肥城下町絵図に「伊東伝佐衛門」と記されており、昭和34年まで子孫の所有であった。伝佐衛門家は享保6年(1721)、家老伊東祐周の次男が分家創設した上級武士の家系である。伝佐衛門も嘉永5年(1852)に江戸藩邸表役を命じられている。

旧伊東伝左衛門家の概要
項目 詳細
種類 建造物
文化財指定等 市指定
指定年月日 1987年11月3日
所在地(官報・文書等の記載) 日南市飫肥4丁目4番1号
近隣集落・小字 飫肥
年代 近世
関連文化財群 飫肥城とその城下
保存活用区域内 飫肥城とその城下
出典 日南市指定文化財一覧
備考 談義所とも呼ばれる真言宗の寺院、 現在地には17世紀に移転