旧河野宗泰家主屋及び炊事場

河野家は江戸時代後期から明治時代にかけて飫肥杉(弁甲材)の取扱い商人として財を成した。旧河野宗泰家主屋及び炊事場は、下町通りに南面して建つ。道路に面して居住部分を配し、後方に炊事場を置く。江戸時代末までの建物を、大正10年(1921)頃に当時としては珍しい石油商を営んでいた河野宗人が増築して二階建てとした。平家部分は道路に面しているが、2階建ての座敷は道路からわずかに後退させているところに特徴がある。
油津の町並中心を東西に走る下町通りに南面して建つ。接道して居住部分を配し、後方に炊事場を置く。居住部分は通常の町家に似るが、東側に道からわずかに後退して2階建の座敷(大正期増築)を設ける点に特徴がある。上京屋の愛称で広く親しまれている。
項目 | 詳細 |
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種類 | 建造物 |
文化財指定等 | 国登録有形文化財 |
指定年月日 | 1998年10月9日 |
所在地(官報・文書等の記載) | 日南市油津1丁目9番3号 |
近隣集落・小字 | 油津4 |
年代 | 近世 |
関連文化財群 | 港町油津と堀川運河 |
保存活用区域内 | 港町油津と堀川運河 |
出典 | 日南市文化財 |
更新日:2023年12月01日