花峯橋

更新日:2023年12月01日

ページID: 4029
青空の下コンクリートの橋脚基礎を持つ木造の橋の写真

 花峯橋は、昭和4年の油津岩崎と東郷間の県道工事に伴い、堀川運河に架橋された。その後、第二次世界大戦後間もない時期に、堀川運河内の2ヶ所の橋脚基礎をコンクリートに変更している。
 橋の構造は、木造方丈橋で、橋長26.8メートル、幅員6.1メートルを測る。
 宮崎県内において、戦前に架橋されて、都市部に現存する木造橋は数少なく、堀川運河の歴史的景観を構成する要素として重要であることはもちろんのこと、国内の木造橋の歴史を考える上でも重要な物件である。
 堀川運河の上流に架けられた橋長27メートル、幅員6.1メートル、径間長約9メートルの木造方杖橋。橋台は石造布積で、二基のコンクリート造橋脚基礎から、側面から見てほば45度の傾きで木造橋脚が左右に広がり主桁を支える。現存する数少ない木造方杖形式の道路橋の一つ。

花峯橋の概要
項目 詳細
種類 建造物
文化財指定等 国登録有形文化財
指定年月日 2004年2月17日
所在地(官報・文書等の記載) 日南市園田3丁目地先
近隣集落・小字 園田
年代 近代
関連文化財群 港町油津と堀川運河
保存活用区域内 港町油津と堀川運河
出典 日南市文化財