油津文化遺産振興事業
1 油津文化遺産振興事業の概要
現在、日本においては人口減少が深刻化しており、本市においても、今後さらなる人口減少が予測されています。人口減少は、地域経済の縮小や地域産業の担い手不足等を引き起こすことが懸念され、本市においても人口減少対策が喫緊の課題となっています。
このような状況の中、令和3年(2021年)12月に、(故)戸村サチ子氏より、油津地区の歴史や文化の継承、堀川運河周辺の賑わい創出のために役立ててほしいとの意向の寄附を受けました。

堀川運河周辺は、戦前にマグロと飫肥杉で大いに栄えた地区であり、堀川橋や油津赤レンガ館などの国の登録有形文化財をはじめ、その時期の建物等の多くの歴史文化遺産が存在しています。
本市では、寄附金を有効活用するため、堀川運河周辺の歴史文化遺産の伝承及び賑わい創出を目的とした「日南市油津文化遺産振興戸村基金」を、令和4年(2022年)3月に創設し、事業を進めることになりました。
2 油津の歴史文化遺産を活用したまちづくり計画を策定しました
基金の趣旨や東九州自動車道の開通、大型クルーズ船寄港などの新たな需要を踏まえ、油津地区の歴史文化遺産を地域振興・観光等へ有効的に活用し、歴史文化の伝承及び地域の賑わい創出を図り、本市の課題である人口減少対策を講じることを目的とした事業を進めるため、令和6年3月に「油津の歴史文化遺産を活用したまちづくり計画」を策定しました。
油津の歴史文化遺産を活用したまちづくり計画 (PDFファイル: 6.6MB)
油津の歴史文化遺産を活用したまちづくり計画(概要版) (PDFファイル: 2.2MB)
3 油津歴史文化遺産活用事業推進会議
油津のまちづくり事業の進捗状況の共有や提言をいただくことを目的に、地域代表の方や関係団体、学識経験者の方などを委員とし、令和6年5月15日に「油津歴史文化遺産活用事業推進会議」を設立しました。
推進会議の内容については、会議終了後、会議録(要点記録)を掲載いたします。
4 各事業の取組状況
5 まちづくり計画の目標値と達成状況
「油津の歴史文化遺産を活用したまちづくり計画」の達成状況を明確にするため、事業展開の4つの柱である「観光資源の整備」「周遊促進」「情報発信」「人材育成」との整合性を考慮し、次の目標値を設定しました。
目標値と概要
【目標値1】地域資源を活用した観光地の形成
新たな人の流れを取り込むため、歴史・文化遺産等の活用によりエリアの価値を向上させ、魅力的な観光地を形成します。成果は、市民アンケートにより検証します。
(関連する事業展開の柱)観光資源の整備、情報発信
【目標値2】堀川運河周辺の通行量
歴史資料館(ガイダンスセンター)での情報発信や回遊性を向上させる仕掛けづくりにより、まちなかの歩行者数を増やします。成果は、通行量調査により検証します。
(関連する事業展開の柱)周遊促進、情報発信
【目標値3】市民主体イベントの参加者数
地域住民主体のイベント実施や行政と連携した賑わいを創出することで、地域活力の向上や地域コミュニティの機能強化を図ります。成果は、油津地区で実施されたイベントの参加者数により検証します。
(関連する事業展開の柱)人材育成
達成状況
令和6年度末の達成状況をお知らせします。
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更新日:2025年04月01日