市長室へようこそ(日南市長 高橋 透)

更新日:2025年08月19日

ページID : 2515
スーツ姿の日南市 高橋市長の写真

【このページでは、広報誌「好きです!にちなん」で掲載している市長コラムを掲載しております。】

表題「平和への祈り」。今年は「昭和100年」「戦後80年」という大きな節目の年を迎えています。日本は、世界で唯一の被爆国として、核兵器の恐ろしさと平和の尊さを語り継いでいく使命があります。しかし近年、被爆者の高齢化や語り部の減少が深刻な課題となっています。 過去に放送されたNHKスペシャル「サダコ・ヒロシマの少女と20世紀」では、12歳で亡くなった佐々木貞子さんの生涯が丁寧に描かれていました。2歳の時に広島で被爆しながらも、明るく元気に成長した貞子さんは、白血病と闘いながら病床で千羽鶴を折り続け「生きたい」という願いを形にしていました。その祈りはやがて世界中に広まり、貞子さんは「平和の象徴」として、今も多くの人の心に生き続けています。 本市では毎年「原爆パネル展」を開催し、今年は被爆体験者の貴重なインタビュー映像も上映しました。また、市内の小・中学校では、夏休みの登校日に「平和学習」に取り組んでいます。 今月20日には、長崎市から2名の高校生平和大使をお迎えし、教育講演会を実施します。若い世代による平和へのメッセージに耳を傾けることで、平和を学ぶ機会となることを期待しています。 私たちが語り継ぐべきは、悲惨な歴史だけではなく、平和を願い続ける人々の「思い」こそが、未来を照らす光になると思います。 この節目の年に、私たち一人一人が平和について考え、追悼の心と恒久平和への祈りを胸に、ともに未来へ進んでいきましょう。

市長プロフィール(日南市長 高橋透)

 プロフィールは、下記リンクをご覧ください。

高橋透市長関連ページ

この記事に関するお問い合わせ先

電話番号:0987-31-1110
ファックス番号:0987-23-1853
秘書広報課 秘書係へのお問い合わせ