新庁舎に設置した各免震装置(計40台)の役割

更新日:2023年12月01日

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(1)天然ゴム系積層ゴム支承 6台

 建物荷重を支持し、地震時には水平方向に柔らかく変形することで、地震力の建物への伝達を軽減する免震装置です。

「NL075 2111-1322」と記載された積層ゴム部分が丸い板と正方形の板で挟まれ、上部には黒とシルバーの形状の異なる部品が固定されている天然ゴム系積層ゴム支承である免震装置の写真

(2)鉛プラグ入り積層ゴム支承 22台

 上記(1)の積層ゴムの中に鉛プラグを圧入した支承です。免震に必要な機能である上記(1)の荷重支持、水平弾性+復元、減衰をあわせ持つ免震装置です。

「LL075 2111-1334」と記載された積層ゴムが丸い板と正方形の板で挟まれ、四隅にボルトが設置されプラグ入り積層ゴム支承である免震装置の写真

(3)弾性すべり支承 12台

 中小地震時には積層ゴム部が弾性変形し、周期特性を長くすることにより地震力を低減します。また、大地震時にはすべりを生じさせ、摩擦によるエネルギー消費により地震力を低減します。すべりが生じた後は固有周期が極めて長くなるため、短周期の地震波に対して強く感応することがない免震装置です。

地面の上に「SK070 2202-0087」と書いてあり、積層ゴム部の上に設置されたシルバーの板の上に黒色の大きな部品が8本固定されている弾性すべり支承である免震装置の写真

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