その他の応急手当

更新日:2023年12月01日

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熱性けいれん・ひきつけ

  • 衣類をゆるめ、むやみに刺激を与えない。
  • 吐物で気道がふさがれないよう、顔を横に向けて寝かせる。
  • 高熱によるときは、熱をできるだけ早く下げるよう首や額をタオルなどで冷ます。
  • 5分以上続いたり無呼吸が15秒以上続くとき、また、初めての時は要注意です。

(注意)舌を噛みそうですが、その様な事はあまりありませんので、無理に物を入れないようにしましょう。
口や歯を傷つけたり嘔吐する恐れがあります。

やけどの手当

  • できるだけ早く、きれいな流水で15分以上痛みが無くなるまで冷ます。
  • 衣類の上からやけどをした場合は、無理に脱がさず、衣類の上から冷やします。
  • 水疱がある場合は故意に破らない。

(注意)重症熱傷の時は、早期に医療機関で処置を受けましょう。

左:左手を洗面器に付けて流水で冷やしているイラスト 右:左腕の患部にシャワーを充てている男性のイラスト

骨折

骨折部位を確認する

  • 痛がっているところを聞き、動かさないように注意して確認する。
  • 出血があるかどうか確認する。
  • 骨折の疑いがあるときは、骨折しているものとして手当をする。

固定方法

  • 協力者がいれば、骨折しているところを支えてもらう。
  • 傷病者が支えることができれば、自分で支えてもらう。
  • 骨折部の上下関節を含めて副子(固定する当て物)を当て、ハンカチや三角巾などで固定する。
左:右腕の骨折部分を当て物であて、腕全体をハンカチなどで固定させているイラスト 右:足の骨折部分を当て物であて、太ももから足首までハンカチなどで固定させる順番が記されている上から見たイラストと横からみたイラスト

ショック状態のときの手当

ショックとは…

体内を循環する血液が急激に失われ、重要臓器や細胞の機能を維持するために必要な血液循環が得られないために発生する種々の異常を伴った状態。これが進行すると、臓器不全が発生し死に至る危険性もある。

ショックの症状

  • 目はうつろとなる
  • 呼吸は速く浅くなる
  • 脈拍は弱く早い
  • 冷や汗が出る
  • 表情はぼんやりしている(無欲状態)
  • 唇は紫色か白っぽい(チアノーゼ)
  • 体はこきざみに震える
  • 皮膚は青白く、冷たい

固定方法

  • 顔色を見る。 呼吸を調べる。 脈拍を調べる。
  • 傷病者を水平に寝かせる。
  • 両足を30センチメートルぐらい高く上げる。
  • ネクタイやベルトをゆるめる。
  • 毛布や衣服をかけ、保温する。
  • 声をかけて元気づける。

(注意)頭にけがのある場合や、足に骨折がある場合で固定していない時は、ショック体位ではなく仰向けに寝かせる。

仰向けに寝ている男性が、15~30センチメートルほどに高さを上げた毛布の上に膝から足首を乗せている状態のイラスト

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