ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種のご案内
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、とてもありふれたウイルスで、一度でも性的接触の経験があれば男女問わず誰でも感染する可能性があります。感染しても多くの人ではウイルスは自然に消えますが、子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等の多くの病気の発生の原因にもなっています。特に、近年、若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
HPVの中には子宮頸がんを起こしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。また、がんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。
接種対象となられる方及び保護者は、予防接種の有効性や副反応等について十分にご理解いただいたうえで接種をしましょう。
定期接種(小学校6年生~高校1年生相当年齢の女子)
対象
小学校6年生~高校1年生相当年齢の女子
令和7年度の接種対象:平成21年4月2日生~平成26年4月1日生
接種の方法
令和7年度HPVワクチン定期接種の受け方(令和7年4月時点) (PDFファイル: 394.2KB)
標準的な接種期間は中学校1年生相当の年齢です。
16歳となる日の属する年度末(3月31日)までは定期接種が可能です。それ以降は任意接種で有料となります。
【高校1年生相当年齢の方へ~未接種の場合には9月までの接種開始を】
15歳以上で1回も接種をされていない方の合計回数は3回です。3回全てを公費で接種するためには約6か月必要です。接種を検討されている方は9月までには接種を開始しましょう。
【標準的な接種方法の例:9価ワクチンを接種する場合】
1回目 9月1日
2回目 11月1日(2回目は2月の間隔をおく)
3回目 3月1日 (3回目は1回目から6月の間隔をおく。2回目から3か月以上の間隔が必要)
定期接種最終年度のご案内(高校1年相当の女子と保護者向け)(厚生労働省資料) (PDFファイル: 704.6KB)
経過措置(平成9年4月2日~平成21年4月1日生の女子)
令和6年度のキャッチアップ接種対象(注意1)と令和6年度の高校1年生相当年齢の対象に該当する方は、令和6年夏以降のHPVワクチンの大幅な需要により、接種を希望しても、公費で接種ができる令和7年度末までに完了できなかった状況があります。そのため、条件付きで令和7年度中に残りの回数を公費で接種できるよう国が経過措置期間を設けています。
(注意1)積極的な接種勧奨を控えていたため定期接種の時期に接種ができなかった平成9年度生まれから平成19年度生まれまでの女子は、令和4年4月から令和7年3月までの3年間は従来の定期接種の対象年齢を超えて接種をすることができた方です。
経過措置のご案内(厚生労働省資料) (PDFファイル: 698.7KB)
経過措置対象者
平成9年4月2日~平成21年4月1日生の女性で、令和4年4月1日~令和7年3月31日の3年間にHPVワクチンを1回以上接種したことがある方。
(注意)上記3年間で1回以上の接種歴がない場合には任意接種(自費)になります。
接種可能期間
令和7年4月1日~令和8年3月31日
(注意)上記期間中に接種が完了できなかった場合は、任意接種(有料)になります。
日南市内の実施医療機関
令和7年度 実施医療機関 (PDFファイル: 69.3KB)
接種において確認が必要なこと
接種の際に必要になる物
母子健康手帳、予診票
(注意)紛失や転入などにより手元にない場合には、手続きが必要です。
母子健康手帳がない場合
申請により予防接種履歴票を日南市が発行します。
- 申請場所:日南市こども課窓口
- 申請者:本人もしくは代理人(来られる方の本人確認ができる免許証やマイナンバーカード等が必要)
- その他:郵送での申請をご希望される場合にはこども課まで連絡をお願いします。
予診票がない場合
転入や紛失で日南市の予診票がない方は、再交付が必要です。
- 申請場所:日南市こども課窓口
- 必要な物:母子健康手帳
- 申請者:本人もしくは代理人(来られる方の本人確認ができる免許証やマイナンバーカード等が必要)
宮崎県内(日南市以外)で接種する場合
県内の医療機関で接種可能ですが、接種を希望する医療機関に、接種可能かどうかを事前に確認してください。
宮崎県外で接種をする場合
日南市に住民票があり、進学等により県外で接種を希望される場合には、事前申請により償還払いの制度が利用できます。
日南市が接種先の市区町村もしくは医療機関に対し「予防接種実施依頼書」を作成する必要があります。申請前に次の確認をして申請をお願いします。
- 接種希望の医療機関に接種が可能かをお問い合わせください(滞在先の市区町村ホームページで確認が可能な場合があります)。
- 接種する医療機関の所在地の市区町村の予防接種担当窓口に、日南市が作成する「予防接種実施依頼書」の宛先は「市町村長宛」か「医療機関の長宛か」をお問い合わせください。
予防接種実施依頼書の交付申請の方法は窓口、郵送、電子申請ができます。詳しくは下記をご確認ください。
日南市に転入された場合
母子健康手帳を持って、日南市こども課にお越しください。
日南市が母子健康手帳を確認のうえ、予診票をお渡しします。
日南市から他の市区町村に転出された場合
接種方法は転入先の市区町村にお問い合わせください。
HPVワクチンに関する資料・情報
接種の前にご確認ください。
小学校6年生~高校1年生相当年齢リーフレット(厚生労働省資料) (PDFファイル: 5.8MB)
キャッチアップ接種リーフレット(厚生労働省資料) (PDFファイル: 572.3KB)
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン(厚生労働省ホームページ)
20歳になったら、子宮頸がん検診を受けましょう
子宮頸がんの早期発見・治療につながります。
ワクチンを接種していても、していなくても、20歳になったら定期的に検診を受けてください。
この記事に関するお問い合わせ先
電話番号:0987-31-1131
ファックス番号:0987-31-0373
こども課 こども健康係へのお問い合わせ
更新日:2025年04月24日