ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種のご案内

更新日:2024年10月25日

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ヒトパピローマウイルス(HPV)は、とてもありふれたウイルスで、一度でも性的接触の経験があれば男女問わず誰でも感染する可能性があります。感染しても多くの人ではウイルスは自然に消えますが、子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等の多くの病気の発生の原因にもなっています。特に、近年、若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
HPVの中には子宮頸がんを起こしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。また、がんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。
接種対象となられる方及び保護者は、予防接種の有効性や副反応等について十分にご理解いただいたうえで接種をしましょう。

【大切なお知らせ】平成9年4月2日~平成21年4月1日生の女性へ

公費による接種は令和7年3月末までです。

接種予定の方は、ご自身の体調等を考慮し、無理ないスケジュールで接種をすすめましょう。

令和6年9月末までに接種を開始できなかった方

標準的な方法では合計3回接種をするためにおおよそ6か月必要となるため、1回目を9月末までに接種する必要がありました。

諸事情で9月末までに接種を開始できなかった場合には、最短4か月で合計3回を公費で接種することもできます。

最短4か月で接種可能となった場合の1回目は令和6年11月末までに接種しましょう。

接種予定の方は、お早目にこども課もしくは接種予定の医療機関に相談をお願いします。

(注意)

  • 接種を受ける方の体調等を考慮し、医師の判断により短縮したスケジュールで接種できない場合もあります。
  • 令和7年3月末までに合計3回分を接種できない場合でも、それまでに接種した分は公費対応となります。令和7年4月以降の接種分は任意接種になり、1回につき約3万円が必要になります。

1、2回目は接種済みで合計3回接種ができていない方

接種間隔には決まりがあります。

4価、9価ワクチンの場合、2回目から3回目の接種間隔は3か月以上あけることになっているため、3回目を公費で接種するためには、2回目を遅くとも12月末までに接種する必要があります。

残りの回数、接種間隔については医療機関にご相談のうえ、計画的に進めましょう。

(注意)9価ワクチンの1回目を15歳未満で接種された方は、1回目から2回目の間隔を5か月以上あけた場合は合計2回で接種完了です。

キャッチアップ接種の方へ(厚生労働省2024年10月)(PDFファイル:382.3KB)

高校一年生相当年齢の方へ(厚生労働省2024年10月)(PDFファイル:282.2KB)

定期接種

対象

小学校6年生~高校1年生相当年齢の女子

令和6年度の接種対象:平成20年4月2日生~平成25年4月1日生

接種の方法

標準的な接種期間は中学校1年生相当の年齢です。

16歳となる日の属する年度末(3月31日)までは定期接種が可能です。それ以降は任意接種で有料となります。

高校1年生相当年齢の方

合計3回の接種が必要となった場合で、公費で合計3回を接種するためには、1回目接種開始は、標準的な方法では9月末まで(標準的な方法がとれない場合は11月末まで)に開始しましょう。

(注意)9価ワクチンの1回目を15歳未満で接種し、1回目から2回目の間隔を5か月以上あけた場合には合計2回で接種完了となります。

キャッチアップ接種(令和6年度末で終了)

HPVワクチンの接種を個別にお勧めする取組が差し控えられていた間(平成25年から令和3年の間)に定期接種の機会を逃した方を対象に、公平な接種の機会を令和4年4月~令和7年3月の3年間設けております。

合計3回接種を完了するまでに標準的にはおおよそ6か月かかりますので、希望される方はなるべく早く接種しましょう。

積極的勧奨の差し控えから、再開までの経緯

平成25年「ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛等がHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの接種後にみられたことから、この副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではない」とされ、厚生労働省により積極的な接種勧奨の一時差し控えが決定されました。その後の議論により、安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、令和3年「接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回る」と認められ、積極的勧奨の差し控えの終了および積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対する対応として、時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うこと(「キャッチアップ接種」という)となり、令和4年4月から実施されています。

対象

平成9年4月2日~平成20年4月1日生の女子で、合計3回の接種が完了していない方

過去に1回又は、2回のみ接種した方も対象となります。

接種の方法

キャッチアップ接種期間は、令和7年3月31日で終了します。

一度も接種していない方が、公費で合計3回接種するためには標準的には9月末まで(標準的な方法がとれない場合は11月末まで)に初回接種を受ける必要があります。

接種の際は、母子健康手帳の接種歴を確認していただき、接種回数が合わせて3回となるように接種します。

日南市に住民票があり、進学等の理由により県外での接種を希望される方は「県外での定期予防接種を希望される方へ」をご覧ください。

日南市内の実施医療機関 (定期接種・キャッチアップ接種共通)

キャッチアップ接種対象ですでに自費で接種をされた方

 令和4年9月12日(月曜日)から接種費用の一部払い戻しの申請を受け付けています。詳細は子宮頸がん予防ワクチン任意接種の払い戻し(償還払)をご覧ください。

 払い戻しの対象となるのは下記1.~5.の全てに該当する方となります。

  1. 平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれの女子
  2. 令和4年4月1日現在で日南市に住民登録のある方
  3. 定期接種の実施期間(16歳となる日の属する年度の末日まで)に子宮頸がん予防ワクチンを定期接種として3回の接種が完了していない方
  4. 定期接種の実施期間を過ぎて(17歳となる日の属する年度の初日から令和4年3月31日まで)、国内の医療機関で子宮頸がん予防ワクチンの任意接種を受け、実費を負担した方。ただし、ワクチンの種類は2価「サーバリックス」または4価「ガーダシル」のいずれかであること。
  5. 払い戻し(償還払)を受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種として定期接種を受けていない方

接種において確認が必要なこと

接種の際に必要になる物

母子健康手帳、予診票

紛失や転入などにより手元にない場合には、手続きが必要です。

母子健康手帳がない場合

申請により予防接種履歴票を日南市が発行します。

  1. 申請場所:日南市こども課窓口
  2. 申請者:本人もしくは代理人(来られる方の本人確認ができる免許証やマイナンバーカード等が必要)

予診票がない場合

転入や紛失で日南市の予診票がない方は、再交付が必要です。

  1. 申請場所:日南市こども課窓口
  2. 必要な物:母子健康手帳
  3. 申請者:本人もしくは代理人(来られる方の本人確認ができる免許証やマイナンバーカード等が必要)

宮崎県内(日南市以外)で接種する場合

県内の医療機関で接種可能ですが、接種を希望する医療機関に、接種可能かどうかを事前に確認してください。

宮崎県外で接種をする場合

日南市に住民票があり、進学等により県外で接種を希望される場合には、償還払いの制度が利用できます。

日南市が接種先の市町村もしくは医療機関に「依頼書」を作成する必要があります。まずは、接種希望の医療機関に接種が可能かをお問い合わせください。

次に、接種する医療機関の所在地の市町村の予防接種担当窓口に、日南市が作成する「依頼書の宛先(市町村長宛か医療機関の長宛か)」をお尋ね後に、日南市に申請をお願いします。

詳しくは下記をご確認ください。

日南市に転入された場合

母子健康手帳を持って、日南市こども課にお越しください。

日南市が母子健康手帳を確認のうえ、予診票をお渡しします。

日南市から他の市町村に転出された場合

接種方法は転入先の市町村にお問い合わせください。

HPVワクチンに関する資料・情報

接種の前にご確認ください。

20歳になったら、子宮頸がん検診を受けましょう

子宮頸がんの早期発見・治療につながります。

ワクチンを接種していても、していなくても、20歳になったら定期的に検診を受けてください。

この記事に関するお問い合わせ先

電話番号:0987-31-1131
ファックス番号:0987-31-0373
こども課 こども健康係へのお問い合わせ