国指定文化財
中ノ尾供養碑

舟形後背をもつ地蔵菩薩碑。飫肥の一角にあった金剛院(現在の田ノ上八幡の西)の開山朝遍により建立されたと伝えられる。
中ノ尾供養碑付近は、文明16(1484)年都於郡(現在の宮崎県西都市)城主伊東祐国の飫肥城攻略以来、軍事上の拠点として陣営が置かれ、合戦がくりかえされた地である。天文18(1549)年4月未明の島津軍の攻撃により、伊東軍三百余人が討死した。朝遍は、島津氏の意向を受け、相手方の伊東方戦死者の霊を慰めるために、同年の11月陣営跡に建立したと伝わる。
鵜戸ヘゴ自生北限地帯
ヘゴは、湿度の高い林の中を好む熱帯・亜熱帯系の木生シダ類である。高さは4メートルにも達するものがあり、2メートルもある葉が八方に広がる。鵜戸ヘゴ自生北限地帯は、鵜戸神宮北側の杉が混在するくぼ地にあり、自生北限地帯として国の指定天然記念物となった。
東郷のクス

大宮神社(東弁分)境内に立つ。大きさは、根回り24メートル、目の高さの幹囲8.8メートル、高さ27メートルを測る。樹幹は地上5メートルで三幹に分かれており、樹枝は東西19メートル、南北39メートルを覆っている。樹齢は、700年以上(鎌倉時代のころ)と推定されている。
中央に高さ2メートルのところで直径約60センチメートルのムクノキを抱き込んでいたが、枯死したため除去した。
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更新日:2023年12月01日