日南市飫肥伝統的建造物群保存地区

更新日:2023年12月01日

ページID : 817
道路の両側に石垣の塀が立ち並び、奥には木造渡櫓本瓦葺きの大手門が建っている写真
石垣が並んだ道路と石垣の屋敷内から庭木が見え、城下町を偲ぶような町並みの写真

地区の特徴

 日南市飫肥は、飫肥藩伊東家5万1千石の城下町として、地方における城下町の典型的な侍屋敷の歴史的風致をよく現した地区であり、九州地区で最初に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

 酒谷川に三方を囲まれた城下は、正方形に近い地割となっており、飫肥城に近い方から、上級家臣、中級家臣、町家、下級家臣の屋敷配置がなされています。武家屋敷は、格式に応じて門を構え、飫肥石や玉石のうえにお茶等の生垣で囲まれています。

 また、街路幅はほとんど当時のまま残されており、街路に面した石垣、生垣、門などもそのまま保存されています。

これまでの経過

  •  昭和49年 飫肥城復元事業開始(~昭和54年)
  •  昭和50年 「伝建保存対策調査」実施 (熊本大学)
  •  昭和51年 保存地区決定・保存条例議決
  •  昭和52年 重要伝統的建造物群保存地区に選定
  •  昭和54年 「飫肥町並み保全修景計画」調査 (熊本大学)
  •  平成6年・7年 「まちなみデザイン推進事業」調査 (建築士会・鹿児島大学)
  •  平成12年 第23回全国町並みゼミ日南大会
  •  平成19年 伝建地区選定30年記念事業
  •  平成29年 伝建地区選定40年記念事業

地区の概要

  •  選定 昭和52年5月18日
  •  面積 約19.8ヘクタール
  •  人口 約360人
  •  世帯数 158世帯
  •  伝統的建造物 138件(建築物 11件 工作物 127件)
  •  環境物件 23件
  •  選定基準 (2)伝統的建造物群及び地割りがよく旧態を保持しているもの
  •  選定理由 地方における小規模な城下町の典型的なものとして侍屋敷の歴史的風致をよくあらわし、わが国にとってもその価値は高い。

制度説明資料

現状変更

補助事業

関連画像

日南市飫肥伝統的建造物群保存地区の場所が赤枠で示されている地図

この記事に関するお問い合わせ先

電話番号:0987-31-1145
ファックス番号:0987-24-0987
生涯学習課 文化財係へのお問い合わせ